ケミカルピーリングとは
サリチル酸、乳酸、グリコール酸などの化学薬品を皮膚の表面に塗布することで、古くなった角質や毛穴に詰まっている老廃物などを溶かして除去する施術を「ケミカルピーリング」といいます。
この施術は、肌の新陳代謝サイクルを正常にする特徴があります。
具体的にはニキビやシミをはじめ、毛穴の黒ずみあるいはくすみなどを改善します。
薬剤を塗布している間は、ヒリヒリする感覚がありますが、これは古い角質が剥がれているからです。
術後に肌を冷却するなどして、なるべく痛みを抑えるように努めておりますし、施術後のアフターケアもしっかり行うことで、そのような感覚は徐々に治まっていきます。
ケミカルピーリングの施術が向いているとされる主な症状および疾患
- ニキビ
- 毛穴の開き・黒ずみ
- シミ(老人性色素斑、日光性色素斑など)
- 小じわ など
当院のケミカルピーリングについて
ケミカルピーリングを施術するにあたりましては、まず施術が必要かどうか、適性も含めて、通常の診療時間に一度ご受診をお願いしています。
その結果、施術が必要と判断した場合は、改めてご予約を取らせていただきます。
当院では、
① サリチル酸等によるピーリング
※皮膚症状に合わせて2種類ございます。
② 乳酸、グリコール酸、サルチル酸の3剤を合わせた「ミックスピーリング」
を行っています。
ケミカルピーリングの費用
ピーリングの費用は、上記の ① ② どちらとも
「8,000円(税別)/ 回」
となります。
一般的にケミカルピーリング治療は数回行うことになり、① のサリチル酸ピーリングは4週毎、② のミックスピーリングは2週毎になります。
ケミカルピーリングの施術に注意が必要な方
- 紫外線を日常的に浴びる習慣のある方(施術後は山や海など、紫外線の強い場所への外出は控えてください)
- 妊娠、授乳中の方
- 傷跡が残りやすい方
- 免疫不全状態にある方
- 他の美容療法(レーザー、脱毛、薬剤など)による施術も行っている方
- 傷や炎症が施術する部位にある方 など
施術後のケアについて
ケミカルピーリングは施術後のケアも大切で、まずは保湿対策です。
お肌を一時的な乾燥から守るため、刺激成分の低い化粧水で3日間ほど浸透させます。
さらに紫外線対策も必要で、ピーリング後は角質が薄くなっているので、日焼けによるダメージを受けやすい状態になっています。
そのため日中に外出をする際は、紫外線吸収剤不使用の日焼け止め(サンスクリーン剤)を塗るなどして、常に紫外線からお肌を守るように努めてください。